パパ育児のすすめ
奥さんケア

妊娠・出産によりママに起こる変化

 ついに念願の赤ちゃんを迎えることができ、幸せな毎日が始まるとも思ったのも束の間、

何だか奥さんが自分に攻撃的になったように感じている男性も多いのではないでしょうか?

それは必ずしもあなたが悪いわけではなく、ほとんどの男性が通る道です。

今回はそんな男性に向けた情報を発信できればと思います。以下目次です。

  • 妊娠・出産を機に奥さんが変わってしまうのはなぜ?
  • どう対処すれば良いか
  • いつまで続くのか
  • 男性が注意してあげたい奥さんの異変

妊娠・出産を機に奥さんが変わってしまうのはなぜ?

 妊娠出産を経て奥さんが攻撃的になったと感じる人もいるのではないでしょうか?

それは妊娠出産によってホルモンが変化することで起こります。

具体的には、オキシトシンというホルモン分泌されることによって起こります。

このオキシトシンは、別名「愛情ホルモン」とも呼ばれるもので、

これが十分に分泌されることで、赤ちゃんやパートナーへの愛情が深まるのだとか。

その一方で、このホルモンには攻撃性を高める作用もあるそうです。

この作用によって奥さんが男性に攻撃的になるんですね。

以下のように理解しておけばよいかと。

子どもがかわいい → 子どもを守りたい → 周囲を敵とみなして攻撃的になる

ちなみに、母乳が出るのもこのホルモンのおかげだそうです。(身体ってすごいですね!)

このように、妊娠出産期の女性に見られる攻撃性はホルモンの変化によるものですので、

普段は温厚な奥さんでもこういった時期が来る可能性は十分にあります。

(調べてみたところ、この時期を「ガルガル期」と呼んだりするそうです。)

奥さんにも悪気があるわけではないので、責めたりしないようにしましょう。

どう対処すれば良いか

 この時期が来た場合でも、これといった解決策は正直ないのですが、、、

とにかく自分が敵ではないと分かってもらえるような行動が大事になります。

具体的には、奥さんが悩み話をしてくれた時は、手を止めてしっかり聞いてあげましょう。

アドバイスのようなものは厳禁です。否定と捉えられてしまうだけですので。

そのほか、何か責めるようなことを言われた時には、喧嘩腰に応じるのではなく、

グッと堪えて黙々と家事をこなすといった行動をとるのがよいと思います。

 こういった行動の積み重ねによって、子どもをおびやかす「敵」という認識から、

一緒に子どもを育てる「パートナー」だと認識してもらえるようになるはずです。

この時期は男性もつらいですが、必ず終わりは来ますので頑張って乗り越えましょう。

いつまで続くのか

 産後1か月ごろには落ち着いてくることが多いようです。

ただ個人差が大きいので、1か月経てば必ず落ち着くということはありません。

長ければ産後6か月以上も続くなんてこともあるそうです。。。

要はオキシトシンの分泌量が多い間は不安定な状態が続きますので、

実際には1か月よりもっと長く続くと考えておいた方がよいと思います。

 このように、何もせずとも時間が解決してくれるという側面もあるにはあるのですが、

この時期に頑張れるかどうかが後の信頼関係にもつながってきますので、

しっかりと奥さんと向き合って乗り越えることを是非ともオススメします。

頑張ると言っても、対処法に書いたとおり特別難しいことではなかったですよね。

男性が注意してあげたい奥さんの異変

 ここまでホルモンの影響による奥さんの一時的な変化について書いてきましたが、

一方で、楽観視することができない奥さんの異変もあるので、ダンナさんは要注意です。

その異変とは「産後うつ」と呼ばれる病気です。

「元気が出ない」「眠れない」といった状態が長く続くのが特徴的で、

出産後1~2週間から数か月の間に発症することの多いうつ病の一種です。

 うつ病は、脳内の神経伝達物質の異常が引き起こすものだと分かってきています。

(出産後のホルモン変化によってその異常が引き起こされやすくなるのだとか)

もともとの性格が原因だと誤解されがちですが、決してそうではありません。

そのため、明るい性格の人なら大丈夫というものではないんですね。

もしも「笑顔がない」「眠れない」「食欲がない」といった状態が続くようなら、

早めに医療機関や専門医に相談するなどの対処を行うことが重要になります。

ホルモンの影響で不安定になる時期と重なるので、異変を見逃さないようにしましょう。

異変に一早く気付くことができるのはすぐそばにいるダンナさんだけなのですから。

最後に、、、

 今回は多くの男性が直面し、困惑するであろう奥さんの攻撃性について書きました。

うちの奥さんは性格的に大丈夫と思っている方でも、例外なく訪れる可能性があります。

その時が来た時にこの記事が参考になれば幸いです。

 また、記事の後半では放っておいてはいけない「産後うつ」についても書きました。

産後うつの場合、専門医にみてもらう必要があるので、異変を感じた際はお早めに相談を。

すぐそばにいるダンナさんが奥さんを守ってあげてくださいね!

ABOUT ME
kenken
1児の子育てに奮闘中のアラサー男。 ちまたに溢れる育児雑誌や書籍はママ向けのものばかりで、 子育てに四苦八苦している男は自分だけなのか?という孤独感に悩む日々を過ごす。 その経験から同じように感じている男性に向けて子育て情報を発信しています。